Masstaggerというcomponentを使い、複数ファイルのタグ・ファイル名を一度に編集できる。(Mass=大量の, 多数の) foobarの強力な TitleFormatting を利用できるため、大概のことはMasstaggerで作業できる。 なお、field の情報は Properties や File info などで確認できる。
(この画像は0.8系のものです。)
field を追加する
コピー元の value が空だと、コピー先も空になってしまう。これを防いでコピーするには、"Format value from other fields" の具体例3を参照。
〜という文字列を "~" に置換する。
ALBUM
$replace(%album%,〜,~)
RATE
$if(%rate%,$add(%rate%,1),1)
LYRIC
$if2(%lyrics%,%lyric%)
(SUPER DANCE POP imp@ct)_16_DEAD MY HEART - F.T.K.ogg上のようなファイル名からタグ情報を推測する場合にこのアクションを使用する。 この場合の構文は次のようになる
(%album%)_%tracknumber%_%title% - %artist%これを実行するとこのようになる
ARTIST = F.T.K ALBUM = SUPER DANCE POP imp@ct TRACKNUMBER = 16 TITLE = DEAD MY HEART
D:\Music\F.T.K\SUPER DANCE POP imp@ct\16 DEAD MY HEART.oggというように、ディレクトリ+ファイルネームで情報が推測できる場合にもタグをつけることができる。 この場合の構文は
%artist%\%album%\%tracknumber% %title%※iTunesのディレクトリ/ファイルネーム構造書式と同じ(ディスクが一枚のアルバムの場合)
TITLE = GIVE ME UP / MICHAEL FORTUNATIこのようにtitleフィールドにタイトル/アーティストとつなげて書かれている場合がよくある。 これを分割するときにこのアクションを使う。
%title%
%title% / %artist%これを実行すると次のように分割される。
TITLE = GIVE ME UP ARTIST = MICHAEL FORTUNATI
〜という文字列を "~" に置換する。 処理することは Format value from other fields の具体例1と同じ。
$replace(%album%,〜,~)
%album%
%tracknumber%. %artist% - %title%
01. アーティスト甲 - タイトルα 02. アーティスト乙 - タイトルβ 03. アーティスト丙 - タイトルγ ...自動的にタグが入力される。
1.プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック(ワイルド・チェリー) 2.レディ・マーマレード(パティ・ラベル) 3.今夜はブギーナイト(ジャクソンズ) 4.ダンス・トゥ・ザ・ミュージック(スライ&ザ・ファミリーストーン) ...となっているので
%tracknumber%.%title%(%artist%)
1.プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック(ワイルド・チェリー) 2.レディ・マーマレード(パティ・ラベル) 3.今夜はブギーナイト(ジャクソンズ) 4.ダンス・トゥ・ザ・ミュージック(スライ&ザ・ファミリーストーン) ...
とすればOK。このように、推測パターンを入力して曲目リストをコピペするだけでタグ入力が完了する。
指定したfield 以外を削除。複数指定する場合は、間に;(セミコロン)を。
全てのfieldを削除。ReplayGainの情報*1は消えない。
指定したfieldを削除
value を複数に分割する。
例えばこのような field があるとする。
ARTIST = artist1&artist2&artist3
これに、"separator" を "&" としてアクションを実行すると、"ARTIST" に artist1、artist2、artist3 の3つの value が入る。
Split field by separator の低級版。 "%artist%" を自動的に複数の value に分ける。
ARTIST = artist1,artist2,artist3や
ARTIST = artist1&artist2&artist3などとなっている場合、自動で分割してくれる。
Scriptsという名前の、枠の中の入力欄に好きな名前を入力してSaveを押すと保存される。 保存したActionは、保存名を選び、Loadで読み込み(読み込む前のActions to Perfromに入力されていたActionは消える)、Addで追加(入力されていたActionは消えない)、Removeで削除できる。
保存したActionを直接実行できる。'[last used]'は、最後に実行されたActionを実行する。Masstaggerで、設定しただけで実行していないActionは'[last used]'によって実行されない。
まず、下の画像のようにプレイリストの上半分にタグのコピー元ファイル、下半分にタグのコピー先ファイルを並べる。
それを全選択して右クリックから Tagging->Copy info between files を選択する。すると"Copy info"のウィンドウが現れる。 コピーしたくないfieldはチェックを外し、"Run"ボタンを押すとタグがコピーされる。
注意:現在のバージョンでは、このコマンドは削除されているが、次の方法で同じことができる。
- コピー元ファイルを全て選択し、Properties dialogを開き、コピーしたいfieldを選択。( Ctrl+A で全て選択可)
- 右クリックメニューでCopy、または、Ctrl+C。
- コピー元ファイルを全て選択し、Properties dialogを開く。
- Toolsメニューまたは右クリックメニューでPaste Fields、または、Ctrl+Shift+V。(全てのFieldが上書きされる) ここで、Paste、または、Ctrl+Vを実行した場合、選択したFieldが上から順番に上書きされるので、たいてい上手くいかない。
freedb Taggerというcomponentが必要。freedbからアルバムのタグを取得する。
タグ情報をmetadataに書き込む。
タグ情報とmetadataが違うとfoobar2000が判断した場合、タグ情報をmetadataに書き込む。Reload info From Filesより軽いが、他のソフトでタグ情報を変更した場合などでは書き込まれない。
metadataの情報をタグに書き込む。
ファイルのタグを、ReplayGain*2の値も含めて全て削除する。
field name とはARTIST/TITLE/ALBUM etc...のこと、field value とはGET IT ON/CHASE/1971 etc...のことを示す。 field name = field value の形式で表記されることが多い。
vorbiscomment、apetag、MP4タグ、(foobar2000の)ID3v2タグ、データベースでは一つのファイルに同名のfield name が複数存在することを許可している。 また一般的なfield name*3以外にも自分で自由な名前のfield nameを作成することができる。
上の例のように同名のfield nameを存在させる場合はfoobar2000以外でのタグの扱いに注意する必要がある。ほとんどのアプリでは一つのfieldにつき一つのfield nameしか扱えない。 field nameは英数字であることが推奨されている。