foobar2000 は Peter Pawlowski 氏が開発したオーディオプレーヤーです。
シンプルなUIながら様々な機能を備えています。fb2k と略されることが多いです。
[[公式サイト:http://www.foobar2000.org/]]で公開されています。

**foobar2000 の特徴 [#cc0c37aa]
-シンプルなUI。[[Components]] (プラグイン)を入れなければ非常に軽量。
-様々なファイルタイプに対応(MP3, AAC, Musepack, Ogg Vorbisなどには標準対応。[[Components]] を追加すればほとんどのオーディオフォーマットを再生可能)
-[[Components]] (プラグイン)による拡張性。
-CUEシートを利用した APE, FLAC などのファイルも一曲ごとに再生可。
-圧縮ファイルをそのまま読み込んで一曲ごとに再生可。
-Shoutcast, Peercast などのオーディオストリーミングにも対応。
-[[TitleFormatting]] スクリプト(TagZ)により柔軟な設定が可能。
-全てのフォーマットにおいてギャップレス再生(曲間なしの再生)が可能。
-[[Replaygain>FAQ#h9fe615d]]を利用した音量の自動調整(ノーマライズ)。
-[[Database>Media Library 解説]]を利用すれば、1000曲を超えるようなプレイリストも楽に読み込める。
-マルチバイト(ユニコード)完全対応(NT系)。日本語どころか他言語(éとかكとか안)も問題なく表示・再生可能。

**foobar2000の概要 [#s4910961]

以下は本家 foobar2000 Wiki((現在は消滅。http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Foobar2000 に新しい wiki が出来ていますが以前のものとは別物)) からの超意訳です。

***foobar2000とは? [#gb769058]

foobar2000 は Peter Pawlowski 氏が開発したオーディオプレーヤーです。Peter氏は、Winampのいくつかの Input Plugin の作者でしたが、Winamp 2 にはプラグインの構造上の問題点があったこと、Winamp 3 はグラフィックやスキンに焦点をおいて開発されたこと、様々な理由でウンザリしたため、新しく、このプレイヤーソフトを製作することにしました。

開発の焦点はその構造に当てられています。central audio pipelineを除けば、fb2kの全ての機能はモジュール化されています。視覚化に関するコアもプラグインによって提供されているので、インターフェイス自体を別のプラグインで丸ごと取り替えることも可能になっています。

***他のプレイヤーと何が違うの?(v0.7以降) [#u6780a70]

-不安定なDSPプラグインやOutputプラグインを使わなくても、適切なMP3ファイルならばギャップレス再生(曲間なしの再生)が行える。再生時間をメタデータで指定する必要もない。
-全てのメタデータを保持するdatabase.
-標準的なWin32のGUI。欠点と思う人がいるかもしれないが、インターフェイスを置き換えることができるので、誰かがスキンが使えるUIを作ってくれるかも。
-メニューから利用できる全てのコマンドとオプションにキーアサインを設定可能。それぞれのユーザーにあわせて設定できる。
-全てのオーディオフォーマットに対して音量調節などができる[[ReplayGain>Replaygain つかいかた]]が利用可能。

***foobar2000とはどういう意味? [#j7941263]
特に意味はない。Peter氏が開発を始めたときに、何か名前を考えなくてはならなかったので一時的な名前としてそう名付けられたが、結局、彼は名前が決めることができず、そのまま foobar2000 となってしまった。この場合 foobar の意味は[[the Jargon File:http://www.catb.org/~esr/jargon/]]((邦訳は[[「ハッカーズ大辞典(改訂新版)」:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475614084X/503-1875922-6973523]](アスキー)))の中の、何か名前を付ける必要があるが、[[どう名付けて良いかわからないものがある時に利用されるメタ構文変数:http://www.tf.hut.fi/cgi-bin/jargon?search=foobar]]に由来している。語尾の2000に関しては、普通の言葉を製品名っぽく変え、何となく新鮮で気の利いた気分にさせるためによく使われるものである。よってfoobar2000 である(むりやり日本語で例えると、イロハニホヘト 2000、フガホゲ2000、といったところだろうか)。もっともミレニアムを迎えた今となっては少々古くさくなった感はある。